2020年に向けて世界的に排除されつつある「Flash」。
Google Chromeで「クリックして Adobe Flash Player を有効にします」の文字を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
こちらはDMMゲームズのFlashゲーム「かんぱにガールズ」のタイトル画面。
クリックすればFlashが実行されゲームが遊べるわけですが、設定が記憶されず毎回選択しないといけないのは非常にやっかい。ゲームの楽しさが煩わしさでスポイルされてしまいます。
「Google Chrome 70」までは、「chrome://flags/#enable-ephemeral-flash-permission」を「Deafult」から「Disabled」へ変更するだけで設定が記憶されていました。
・・が、最新版「Google Chrome 71」ではこの対処法が使えなく・・。
管理人が遊んでいるFlashゲーム「フラワーナイトガール」(花騎士)も、
「Google Chrome 71」では再び「Flashの実行を許可」画面が出現。毎回許可が面倒。
DMMのゲームでは、紅白出場などでも話題の大人気ゲーム「刀剣乱舞」も同じFlash製。
「なんとかChrome 71でもFlashの許可、有効設定を保存できないものか」
と調べたところ、ブログやTwitterで「レジストリ変更」による対処法が掲載されていたため、早速試してやり方をまとめてみました!
というわけで、さくっとレジストリを変更して対処します(Windows 10環境)。
この際、最早決まり文句ですが、
・ レジストリの変更、編集は自己責任でお願いいたします
・ 誤ってキーを削除するなどした場合、最悪パソコンが起動しなくなる恐れもあります
のでご注意を!PCにとって重要な部分を弄るという危険性を把握することが必要です。
とはいえ今回は大した変更ではないので「新規フォルダを作成後、名前を変更できる」くらいのPCスキルがあれば簡単にできるかと。ただ、この項目以外の編集は絶対にダメですよ!
まずは「レジストリ エディター」を起動。
キーボードの下段列にある「Windowsキー」と文字の「R」キーを同時押し。「ファイル名を指定して実行」に「regedit」と入力してOKを押します。
その後、「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SOFTWARE」→「Policies」と順番に選択。
「Policies」のフォルダアイコンの上で右クリックし、「新規」から「キー」を選択。
まずは「Google」キーを作り、次は「Google」キーを右クリックし「Chrome」キーを作成。
そして「Chrome」キーを更に右クリックで、「PluginsAllowedForUrls」キーを作成します。
この際、文字をタイプミスしないように「コピペ推奨」です!
作成例。イメージ的には「フォルダの中にフォルダを作る」イメージ。
「PluginsAllowedForUrls」レジストリキーが作成出来たら、右側の空白部分で右クリック。
「新規」から文字列値を選択し、名前を「1」で作成します。
「1」が出来たらダブルクリック。
「値のデータ」に指定のURLをコピペで入力します。
これはX指定版「フラワーナイトガール」のURL。
入力するURLの調べ方は、まず許可したいFlashゲームを「Google Chrome 71」で起動、一度許可した状態にします。
そのままブラウザは閉じず、
右上から「設定」を選択。
最下段の「詳細設定」から「コンテンツの設定」へ。
「コンテンツの設定」から「Flash」へ進み・・
「許可」の項目に記載されているURLとなります。
最終的な完成図としてはこんな感じに。この状態で花騎士を遊ぼうとすると、
「Flashの実行を許可」画面が消え、設定が保存されるようになりました♪
「Flash」項目のゴミ箱アイコンが消え、「この設定は管理者によって制御されています」との文字が出れば成功です!
ただ、この段階では「フラワーナイトガール」のFlash許可のみ設定が保存された状態。
当然、「かんぱにガールズ」など別のFlashゲームを遊ぼうとすると、
相変わらず「クリックして Adobe Flash Player を有効にします」の文字。
この場合は、文字列値「1」で作成したのと同様、「2」で作成しURLを調べて入力すればOK。
以降、同じように数字を増やしていけば複数のFlash設定を保存することが可能です。
1度追加すれば、2回目以降はFlashを有効化する必要がなくなるので楽々ですよ♪
ちなみに、この段階で「アイドルマスター シャイニーカラーズ」を起動すると、
普通にゲームが遊べます。レジストリキー編集の必要一切なし。
これはシャニマスが「Flash」ではなく、「HTML5」でプログラミングされてるからなんですよね~。DMMゲームズだと「艦隊これくしょん」もレジストリ変更なく遊べます!
今回試したDMMのゲームや、管理人が長年楽しんでいるMMORPG「Master of Epic」のFlash要素(ガチャなど)は「HTML5」化が明言されているため安心。
「Master of Epic」(MoE)の戦闘、レイド戦はアクション性が高くて最高に面白いので皆さんぜひ遊んでみてくださいね(ダイマ)!12年もサービスが続いているのには訳がありますよ~。
話が脱線しましたが、ここで今回のレジストリ変更の注意点も。
前回の設定保存法が使えなくなったのと同様、レジストリ変更、編集による対応策もいずれは使えなくなる可能性が十分あるということはご了承ください。
現在Flashで運営されているオンラインゲームは、一刻も早くHTML5化するなどの抜本的対策を取って欲しいですね~!
プレイヤー、ユーザー側の対処法にも限界がありますから・・。